さようなら南門市場。また会う日まで。
今月國立中正紀念堂の近所で長年地元民から愛され続け多くの観光客も訪れる市場である南門市場が再開発のためついに営業を終了しました。私も時々訪れる地元の好きな市場なので少し悲しいです。営業終了前に思い出にいくらか写真を撮ってきました。少し悲しいと言っても長年再開発愛好家である私にとっては嬉しい気持ちの方が遥かに大きいです。近所で大型の商業系再開発が楽しめるかと思うとワクワクします。正面入り口前のスペースでも雑貨類や食べ物が売られています。雑貨と言ってもダイソーなんかとも違う商品ラインナップなので見ていて楽しいです。
正面入り口に来ました。
1階は雑貨、菓子、乾物、総菜、果物等を売る店が所せましに置かれています。一般のスーパーマーケットなんかで見かけることがない製品や食料品などが多く売られているので面白いです。
南門市場の私の好きな店の1つである粽専門店立家湖州粽も思い出にしっかり見てきました。
南門市場には地元民の思い出がいっぱい詰まっている
春節直前の頃に来ると通路に隙間がないほど春節用に食材なんかを買いに来ている客で埋め尽くされていて歩くのもままならない状態だけど客や店員の騒々しさや熱気やパワーが感じられて楽しいです。
外に出て裏側を見に来ました。
正面入り口とは別のもう1つの入り口に来ました。
地下1階前のスペースにもいろいろ食料品が売られています。地下1階では生鮮食品が売られています。
2階のフードコートを侮るなかれ
2階に行きました。2階ではいろいろな飲食店が営業しています。刀削麺の技法を見てみよう
営業終了前に思い出にここで何か食べることにしました。南門市場の人気牛肉麵店である合歡刀削麵館に決めました。メニュー看板です。60元から110元でコストパフォーマンスが高いです。人気店で牛肉麵が110元とはすばらしいと思います。
この店の麺は手作りなのですが一般的な麺とは違い刀削麺(とうしょうめん)を採用しています。刀削麵は中国山西省由来の麺で巨大な麺の塊を専用包丁で削ぎ落したものがそのまま麺1本として完成します。一般的な麺と違いこねて伸ばして細く切りそろえたりしないので1本1本が極太で不均等です。
注文すると鍋に巨大な麺の塊を専用包丁で削ぎ落して調理していく過程もパフォーマンス的で面白いです。合歡刀削麵館の人気メニューはトマト煮牛肉麵で台北傳統市場節天下第一攤のコンテストで金賞も獲得していてそのトロフィーと受賞の写真が店頭で展示されています。この店の牛肉はオーストラリア産が使用されているようです。
南門市場の飲食エリアはフードコートスタイルになっているので自分で好きな席を選びます。
食べ終わったら自分で食器を片付けます。
大滷麵 |
刀削麵の存在感が大きいです。極太で食べ応えがあります。
牛肉醬拌麵 |
2階は飲食エリアの他にアパレルエリアもあります。
ここが飲食エリアとアパレルエリアの境界線になります。
飲食エリアと違いアパレルエリアは殆ど客も見かけず無音に近く少し不気味でした。
南門市場の歴史が壁面に大きく紹介されていました。
新たな南門市場は2022年オープン
南門市場は今月別の場所に移転して2022年までの仮の南門市場として営業が始まっています。時間があればそっちにも行こうと思います。ここの再開発が完成し2022年に新ビルディングがオープンするのに合わせて南門市場もここに戻ってくることになっています。新しい南門市場のオープンが待ち遠しいです。中正區の大型再開発と言えば台北駅横に337mと280mの2棟の超高層商業ビルを建てる台北双子星という超大型再開発計画がありますが事業者が決まらず着工がずっと延期されています。完成デザイン見た感じでは高さこそtaipei101に負けますが巨大デジタルサイネージが多用されてタイムズスクエア系のど派手な雰囲気になり存在感ではこっちの方がだいぶ勝つとおもいます。着工まで早くこぎつけてほしいです。住所:台北市中正區羅斯福路1段8號
電話:02-2396-4592
営業時間:10:30-20:00
ホームページ:https://www.facebook.com/1995982143967484
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